Crowfoot(クロウフット)


■Find The Sun('71)
バンド名のクロウフットとはインディアンの酋長の名前。後にドン・ハリソン・バンドに加わるラッセル・ダシール(g,kb,vo)が率いたボウ・ジェントリーというのが前身で、60's半ばにフロリダで結成。dsは後にデイヴ・メイスン・バンドに加わるリック・ジャイガー。70年にクロウフットと改名しABCと契約。この時点でエヴァリー・ブラザーズのバックを務めていたサム・マックー(g,vo)、ダシール(g,vo)、ビル・サットン(b)にジェイガーの4人組でした。
「Crowfoot」('70)に続く、セカンド「Find The Sun」('71)では、dsがドン・フランシスコに代わっており、サットンの名前はクレジットされていますが残りの3人が正式メンバーのようです。
音の方はまあ乾いた感じのハードロックで、とりたてて印象に残るものではありません。それでも一時期のジェームズ・ギャングを思わせる浮遊感たっぷりの"Sailing Girl"と"Sometimes Lovin' You"を聞く価値はあるかと。本作を最後に解散、ブロンドのds、フランシスコはハイウェイ・ロバリーと言うハードロック(と言うよりはヘヴィ・ロック)、カントリー・ロックのパンを経てランディ・マイズナーのセカンド「One More Song」に参加します。一方ダシールは、前述のドン・ハリソン・バンドをCCRのスチュ・クック(ds)、ダグ・クリフォード(b)と結成。AtlanticとMercuryに3枚のLPがあります。