Carr,James(ジェームズ・カー)

COMPLETE GOLDWAX SINGLES

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日本ではR&Bと言えば長らく南部産のサザン・ソウルが人気でしてその代表選手が、オーティス・レディングだったわけですが、60's初めにメンフィスのGoldwaxという小さなレーベルから登場したミシシッピー出身のジェームズ・カーは、77年に日本で紹介され熱心なファンの間で人気となりました。いわゆるディープ・ソウルの範疇に入る人で、"Pouring Water On A Drowning Man"('66)は、70's後半日本でPヴァインから出たLPを渋谷の芽瑠璃堂にて買い求めたエルヴィス・コステロが気に入り、後にカヴァーしたといういきさつもあります。

そのカーの一番有名なのはダン・ペンとチップス・モーマンが書いた"Dark End Of The Street"('67)で、リンダ・ロンシュタットライ・クーダー、フライング・ブリトウズ等白人ロックの間でも名カヴァーが多い。