Clark,Petula(ペトゥラ・クラーク)

Downtown: Best of

Downtown: Best of

ペトゥラ・クラークと言えば"Down Town"です。でそれもepoの短いジングルの様なヴァージョンでした。その後「フィニアンの虹」(これはコッポラ監督)、「チップス先生さようなら」の映画にも出てた事を知りました。トニー・ハッチ=ジャッキー・トレント夫妻のペンになるゴージャスな作品群は、なかなか米国には出せない上品さがあります。実は一番好きなのは"Don't Sleep In The Subway"です。
現在では一線から退いた人で、60'sの英仏での活動がほとんど顧みられないのは残念。彼女自身は大変なリベラルで、1968年のテレビ特番“Petula”で黒人歌手ハリー・ベラフォンテとデュエットした際に手を組んだ事が問題になってスポンサーからカットを命じられた際に、それを無視して放送を強行させたのは有名な逸話です。「アメリカのテレビで白人と黒人の男女が肌を触れ合ったのは、これが初めてだったという。彼女の嫌味のない品の良さと片意地を張らない自然体のヒューマニズムは、声高に人種差別反対を叫ぶよりも遥かに説得力があったのだろう。この番組は保守・リベラルを問わず大変な評判となり、当時の公民権運動の高まりに一役買う事となった」とあります。


二番煎じかもしれないけど「Memphis」('69,Pye)というの気になります。ライヴァル、ダスティースプリングフィールドのメンフィス録音盤を意識した物です。prodはチップス・モーマン。
In Memphis

In Memphis