■Broken Rainbows (’72)
ブロークン・レインボウズ
後期マンフレッド・マンのvoだったマイケル・ダボ(元バンド・オブ・エンジェルズ)は、マン解散後にソロデビュー。これは74年にA&Mから出した3枚目のソロ。Prodはエリオット・メイザーで、ナッシュヴィル録音。タイトル曲はマイク・ブルームフィールドがgソロを聞かせるが、全体に淡く弱い感じ。この後元DC5のマイク・スミスとのスミス&ダボで活動。
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■Dada (’70)

ダダはヴィネガー・ジョーの前身バンドで、60’sにはガールシンガーとして活動していたエルキー・ブルックス(vo)とピート・ゲイジ(g)、ジミー・チェンバーズ(vo)、ドン・シン(kb)をフィーチャー。ノーザン・ソウルに影響されたスワンプ・ロック風のものとサイケデリックな風味が混在する独特な世界。唯一のLPはAtcoからリリース。手持ちのCDは独Lineより。
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■Oakdawn Farm (’71) 
Oakdown Farm
ダディー・ロングレッグス(足長おじさんではなく、ガガンボの英名という)はアメリカのバンドで、映画の撮影がらみで渡英しながら、肝心の映画がボツってこのアルバムが残ったらしい。71年にVertigoから出たLPはジャケットがヒプノシスという事もあってか、プログレ的だが、実はカントリー・ロック志向。とは言ってもアメリカらしい乾いた味は出せず、湿気あり。唯一”Wheeling & Dealing”はファンキーな味付け。
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■Amazing (’73)

元ドーター・オブ・アルビオン(今年になってCD化された)のキャスリーン・イースキャシー・ダルトン名義でリリースした唯一のソロ。バックはリトル・フィートの面々だが、あくまでもお仕事的な演奏で熱さは感じられない。ジャケットは50’sのSF、パルプマガジンへのオマージュみたい。74年にヒット曲1曲(#72)差し替えて、タイトル、ジャケットも替えて再発された(こちらは「Boogie Bands & One Night Stands」)。レーベルはザッパのDiscreet。
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■In My Own Time (‘71)
IN MY OWN TIME+4 BONUS TRACKS
カレン・ダルトンは、ヴィレッジ周辺の女性フォーキーでディランとの交流も知られた人。「It's So HardTo Tell Who’s Going To Love You Best」(‘69)に続く2枚目の本作は、Just Sun Shineというインディーからリリースされた為かなりのレア盤だったが近年CD化された。隠れたウッドストックサウンドの名盤として知られてはいたけど、実際の音は少し違う。タイトル曲はポール・バターフィールド・ブルーズ・バンドのカヴァー。ザ・バンドの“In A Station”のカヴァーもあり。