7
a■The Doors ('67)
b■Greatest Hits ('80)
c■Alive She Cried ('81)
d■Bright Midnight('9?)
ドアーズでこのラインナップと言うのは恥ずかしいなあ。aは"Light My Fire"の入ったデビュー作。ジム・モリソンのカリスマな魅力が、このバンドの評価をゆがめてる気もする。「ロックな生き方」と音楽は別物だ。bは映画「地獄の黙示録」に"The End"が使われた事もあって以後何度も組まれるベスト盤の走りとなったもの。cは「American Prayer」に続いて発掘されたライヴ音源で、ジョン・セバスチャンのharpで参加。dも発掘ライヴ。
==========================================
■Five Leaves Left ('69)
僕がこのファーストを買った時は、まだ今ほどニック・ドレイクが再評価されていなかった。有名な「Pink Moon」の存在はサンリオのムック「ロック名盤のすべて」で知ってたけど。暗く内省的な英フォークだが、"Saturday's Sun"の美しさは印象的。
==============================
a■Dream Academy ('85)
b■Somewhere In The Sun ('99)
アクトというバンドにいたニック・レナード・クルーズ(g,vo)、ストロベリー・スウィッチブレイドのサポートをしていた事もあるケイト・セント・ジョン(sax,oboe,vo)、そしてギルバート・ゲイブリエル(b.kb)によるドリーム・アカデミーは、ネオアコのブームが終わった85年にWeaからデビューし、"Life In The Northern Town"をヒットさせた3人組。prodはピンク・フロイドのデイヴィッド・ギルモア。aはファースト。bは日本編集のコンピCD。
==============================
■The Days Of Wine & Rose ('82)
ネオ・サイケデリックとは、60'sのオリジナル・サイケに対する言葉だが、80'sに入るとアメリカのインディー・レーベルを中心にまずそういう動きがあった。Slashというレーベルが、日本では、Rough Tradeを扱ってた徳間JAPANからのリリースだった事もあって、ずいぶん注目されたが、ドリーム・シンジケート、ヴァイオレント・ファムス、グリーン・オン・レッドと次々とリリースされたわりに盛り上がらなかった。これはそのSlash第1弾となるドリーム・シンジケートのファースト。全く覚えてない。ペイズリー・アンダーグラウンドと呼ばれ、REMを筆頭にインディーから注目すべきバンドが現れるのは、もう少し後。
=============================
■Druick & Lorange ('74)
Pye傘下の英Goodearレーベルの第1弾であること。ブルース・ローランド(ds)、ニール・ハバード(g)、クリス・ステイントン(kb)が参加しこれがきっかけでグリース・バンドが再編したことを考えるとてっきり英スワンプなsswチームだと思ってたけど、実はケヴェック出身のカナダ人デュオ、デイヴィッド・ドゥルイック(vo,g)とケヴィン・ローランジュ(vo,g)の共作LPだった。思えば意外な洗練度があったっけ。"Third City Blue"は名曲。
=============================
■Toward The Sun ('75)
ドルイドは、第2世代のプログレッシヴ・ロック・グループ。イエスに強い影響を受けている。これはEMIから出たファーストで、シリアスに行くべきか、ポップになるべきか、この時期にデビューしたバンドはなかなかキビシイ選択を強いられる事になる。パンク前夜とも言うべき75年のリリース。それでも"Theme"は名曲。
=====================
a■Don't Mind Rockin' ('78)
b■Last Night Of A Pub Rock Band ('79)
ダックス・デラックスは、シーン・タイラ(g,vo〜後にタイラ・ギャング)、マーティン・ベルモント(g〜後にルーモア)、ニック・ガーヴィー(b〜後にモーターズ)、ティム・ローパー(ds)からなるパブロック。74年にRCAからデビュー。aは解散後の78年に2枚のLP、シングル曲からのコンピ。bは79年にDynamiteという怪しげなレーベルから出た解散直前のライヴ。
===================================
a■Les Dudek ('76)
b■Say No More ('77)
レス・デューデックと言えば、オールマン・ブラザーズ・バンドの"Ramblin' Man"でディッキー・ベッツとともにとったソロで名を馳せたgtrでボズ・スキャッグス・バンド出身(実際にレコーディングに参加したのは脱退後)。76年にColumbiaからリリースされたaは、デイヴ・メイスンをもっとシャープにさせたようなアメリカン・ロックで次第にフュージョン風味も加わってゆく
============================
a■Lesley Duncan ('71)
b■Earth Mother ('72)
c■Moonbathing ('75)
英国の女性sswといえばまずこの人、レスリー・ダンカンだけど、相変わらずCD化が遅れている。abはCBS時代。bはLPを新宿Woodstockで購入した覚え。その後GMに移籍して、cはエーハブ船長に聞かせてもらったもの。基本はフォーキーなのだけどもっとポップ。いかにも英国らしい品のよさが漂うMOR。夫君はジミー・ホロヴィッツ。最近は何をしているのか?