a■Swallow Tales ('71)
Swallow Tails
b■Past Love ('8?)
コチーズは有名なセッションマンのB・J・コール(steel)をフィーチャーした英国産カントリーロックで、後にプロコル・ハルムのミック・グラバム(g)、後にクィーヴァーのウィリー・ウィルソン(ds)、後にフランプトンズ・キャメルのリック・ウィルス(b)らが在籍。aはLibertyから出た2枚目。bは3枚からセレクトされたベストCDで、Edselからリリース。カントリー・ロックといってもカラッとはしていない。
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a■With A Little Help From My Friends ('69)
b■Joe Cocker ('69)
Joe Cocker
c■Mad Dogs & Englishmen ('71)
d■Something To Say ('73)
e■I Can't Stand A Little Rain ('74)
f■Stingray ('76)
g■Live In LA ('76)
h■Spirits Of Live Concert ('81)
i■Long Voyage Home ('9?)
j■Mad Dogs & English Men Deluxe (`0?)
ジョー・コッカーには一時期はまった。白人ソウルという観点ではなく、白人ソウルシンガーを盛り上げるバックという部分に。aはジミー・ペイジ、B・J・ウィルソン、マシュー・フィッシャー、ヘンリー・マックロー、スティーヴ・ウィンウッド、トミー・アイアーら60's末の英国オールスターズがバック。bはグリースバンドを中心にリオン・ラッセル人脈がからむ。実際デラニー&ボニーをほったらかしてシェルター軍団はコッカーを支えるようになった。cは後に完全版も出た一大ドキュメント。このあとアルコール問題で引退に追い込まれ、eでカムバック。ビリー・プレストンの"You Are So Beautiful"がヒット。fではスタッフがバックをつとめたもの。ジェニファー・ウォーンズとのデュエットで再び脚光を浴びたが、hはその直前のライヴで日本のみのリリース(初来日の記念盤だった)。iは豪華なベスト。
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a■Song From A Room ('68)
b■Dearth Of A Ladies Man ('77)
Death of a Ladies Man
詩人で小説家でもあるレーナード・コーエンの場合歌詞がわからないと面白さは半減する、とは昔から言われてきたことだけど、これは言い訳っぽい。低音のヴォイスはセルジュ・ゲンズブ−ルを思い出すが、あそこまでコワれてはいない。悪評高きbはスペクターprod。そこまで悪くないぞ。
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a■Who Knows Where The Time Goes ('69)
b■True Stories And Other Dreams ('73)
True Stories & Other Dreams
ジュディー・コリンズというと圧倒的に初期ばかりが語られる。a(タイトル曲はサンディー・デニーの名唱で知られる)は名盤だが、70's半ばの地味な佳作のbもいい。こちらにはヴァレリー・カーターのハウディームーンの注目のきっかけとなった"Cook With Honey"を収録。
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a■Daughter Of Time ('70)
Daughter of Time
b■Time Machine('0?)
イギリスのジャズロックの名門、コロシアムはジョン・メイオールのブルーズ学校から生まれたバンドでジョン・ハイズマン(ds)率いる大所帯。手っ取り早くベストのbをと思ったが、バンドの本質はつかみにくい。むしろクリス・ファーロウ(vo)が参加した3枚目のaがいい。英ロックの裏名曲"Theme From An Imaginary Western"収録。ハンブル・パイのデイヴ・クレムソン(g)も本作から参加(前任のジェームズ・リザーランドはモーガル・スラッシュへ)。
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a■Sure Hope You Like It ('69)
b■Jeffrey Comanor ('75)
c■A Rumor In His Own Time ('76)
ア・ルーモア・イン・ヒズ・オウン・タイム
僕的にはメロウなLAポップのc(prodはジョン・ボイラン)にとどめを刺すジェフリー・コマナーだが、実は東海岸出身で、A&Mからのaにはかなりフォーキーな印象も。Epicに移ったbはLAとナッシュヴィル録音でややカントリーロック的な面も。そしてイーグルス一派をバックにしたcでは美メロ炸裂。キャリアは古く映画「真夜中のカウボーイ」やら「ファントム・オブ・パラダイス」に使われた曲もある。