■Breakdown Dead Ahead / Boz Scaggs
ある意味日本のAOR文化を作った人です。ボズ・スキャッグス。元スティーヴ・ミラー・バンドのメンバーでした。ミラーのところから独立後Atlanticと契約。マッスル・ショールズ録音の泥くさいファーストから徐々に洗練され、CBS時代にはブルー・アイド・ソウルの代表選手と言われていました。76年の「Silk Degrees」、77年の「Down Two Then Left」とシティ・ミュージックの旗手として注目され、そのまま時代はAORの時代に。すでにバック・バンドはTOTOとして活動しており、80年に決定的な1枚「Middle Man」がリリースされます。アルバムの出来は大したことないと思うのですが、FM、雑誌などのメディアはこぞってあがめましたし、音楽を生活スタイル
が一番必要とされた80'sに、彼は8年間の空白期間を作ってしまいました。