g:シャルロット・ゲンズブール(Charlotte Gainsbourg)
これは12/14の記事の再録です。一部加筆訂正してあります。
女優。1971年イギリス、ロンドン出身。
母は女優、歌手のジェーン・バーキン(英)、父は歌手、俳優のセルジュ・ゲンズブール(仏)という「濃い」両親の元に誕生。デビュー作はドヌーヴ主演の「残火」で子役だった。ティーンスターとして人気を博したのが「なまいきシャルロット」で、これは、他愛もないが、なかなか楽しい青春映画だった。日本では公開が逆になったが、父娘の共演で同名の主題歌を#1ヒットに送り込んだ「シャルロット・フォー・エヴァー」で日本デビュー(アルバム「魅少女」も出た)。その近親相姦的なムードが話題となったが、あまりおもしろくない。母親バーキンとは、「カンフー・マスター」で共演済み。
その魅力が開花したのは、クロード・ミレール監督の「小さな泥棒」で、フレンチ・ロリータなんて呼ばれてたのもこの頃だが、次々と新手のロリータが登場して(ヴァネッサ・パラディとかエロディー・ブシェーズとか)、あっさりと卒業となった。
俳優のイヴァン・アタルと結婚(籍は入れてなかったっけ?)アタル監督の「私の妻はシャルロット・ゲンズブール」では実名で登場。実はまだ見てないのだが、近年はちょっとご無沙汰なのを、反省。
公開作の多くは東京ではシネヴィヴァン六本木、Bunkamura・ルシネマなどミニシアターで公開された。現在の上映状況はわからないが、90年代の初めまではこういうところで見るというのが、ステータスという風潮もあって、なんかヤだったけど、ルシネマなんかは、年配の本当に映画好きの婦人もいて、高級感はあったなあ。
* filmography
- 残火(1984) ■■■
- イザベルの誘惑(1985)
- なまいきシャルロット(1985)■■
- アニエス・vによるジェーン・b(1987)■
- カンフー・マスター!(1987)
- シャルロット・フォー・エヴァー(1987) ■
- 小さな泥棒(1988)■■■
- 太陽は夜も輝く(1990) ■■■
- 愛を止めないで(1991) ■■
- メルシー・ラ・ヴィ(1991) ■■
- 愛されすぎて(1992) ■■
- ルナティック・ラブ〜禁断の姉弟〜(1992)
- 他人のそら似(1994) ■■■
- アンナ・オズ(1996) ■■■
- ジェイン・エア(1996) ■■■
- ラブetc.(1996)■■
- 侵入者(1999)
- ブッシュ・ド・ノエル(1999)
- レ・ミゼラブル(2000)
- フェリックスとローラ(2000)
- 私の妻はシャルロット・ゲンズブール(2001)
- どんな風に踊るか見て(2001)
- 21グラム(2003)