#4

Have a Nice Day 4
70年のヒット2曲と71年のヒット10曲。

  • 某らんさんが好きらしい、クリスティーYellow Riverは、とても覚えやすいメロディの曲で、とてもジェフ・クリスティー(vo)が、サイケ・グループにいたとは思えない。そのバンドは”ジャスト・ワン・モア・チャンス”という曲がコンピに収められる事が多い、デラム・レーベル(デッカの「プログレッシヴな」レーベル)のアウター・リミッツ。#23。
  • 某m様も好きらしい、リン・アンダースンのRose Gardenは、ジョー・サウスの曲(そっちのヴァージョンは、エレキシタールがビンビンいうイカしたアレンジ)。#3まであがったポップカントリー的な曲。ほとんどこの1曲の人。
  • クリス・クリストファソンの曲が2つ。カントリー界大御所の、レイ・プライスのFor The Good Times(#11)そして、サミ・スミスのHelp Me Make It Through The Night(#8)。そもそもクリストファソンという人を僕は買ってないので、評価が曇るけど大した事ない。後者は、よくジョー・ウォルシュの”ヘルプ・ミー・スルー・ザ・ナイト”がこう表記されるので覚えている。
  • NGDBのMr.Bojangleは、ジェリー・ジェフ・ウォーカーの有名な曲。日本では、フォーク歌手時代の中川五郎が歌っていた。大傑作「アンクル・チャーリーと愛犬テディ」からで、そこにはバディ・ホリーランディ・ニューマン、マイケル・ネスミスの素晴らしいカヴァーが収められている。#9。

  • ワズワース・マンションは詳細不明のバンド。#7まで上がったSweet Maryはコーラスとメロディが結構いい感じのポップロック
  • マイク・ブルーアー&トム・シップレーのデュオは、カントリー〜フォーク系のデュオで、”人生の道”という邦題が付いたOne Toke Over The Lineは、コーラスがなかなか気持ちいい。レーベルはカマ・ストーラ。#10。
  • カナダ出身の4人組、オーシャンのPut Your Hand In Handは、なぜか”サインはピース”という邦題だったという。あの時代らしい明快なポップス。男女の掛け合いによるコーラスは気持ちいい。#2。これもカマ・ストーラから。
  • ベルズもカナダの4人組。編成も同じで男女のコーラスを特色としているが、ジャッキ・ラルフのウイスパー・ヴォイスは、クロディーヌ・ロンジェ級。なぜか話題にならないなあ。Stay Awhileは、70’sの1HW(一発屋)の隠れた名曲だ。

  • フェアポート・コンヴェンションを脱退した、イアン・マシューズが結成したフォークロック、マシューズ・サザン・カンフォートの唯一のヒット(#23)が、ジョニ・ミッチェルが書いてCSN&Yが取り上げたWoodstoc。ここでゆるくそしてイギリス的な湿った歌声(どんなにアメリカにあこがれても英国人らしい湿った感じはある)が印象的。マシューズはバンドと同時進行でソロでも別の会社(ヴァーティゴ、バンドはユニ)と契約するなど精力的に活動。バンドは解散後、残ったメンバーはサザン・カンフォートとして活動。ヒットに恵まれなかった、マシューズも地道に良心的なアルバムを出し、”シェイク・イット”でチャートに返り咲く。
  • マーク・リンゼイのSilver Bird(#25)は”アリゾナ”タイプの曲。ロックじゃない。
  • グラス・ルーツ・タイプのグラス・ボトル(まぎらわしいが、こっちはGlass)のヒット、I Ain’t Got Time Anymoreは、まああまり印象に残らないポップ曲。#36。