#12
- テリー・ジャックスのSeasons In The Sun(そよ風のバラード、だったっけ?)は、英米で#1となったもの。ジャック・ブレルのシャンソンにロッド・マッキューンが英詩をつけたもので、ドロ〜ンとしたイントロが印象的。ジャックスはポッピー・ファミリーの人。
- 後にボビー・ジェントリーと結婚する、ジム・スタッフォードのSpiders & Snakeは、南部っぽいムードのロックンロール。prodの1人にロボの名前がクレジットされている。#3。
- ブラック・オーク・アーカンソーといえば、ティーン相手のサザンロックとされているが、猥雑で下世話なロックンロールを楽しみたいときには最適だ(マジで)。このJim Dandyはジム・マングラムのいやらしい(^^)voをフィーチャーしたロックンロール。コーラスは後に独立するルビー・スター。ヘヴィ・メタルのお手本のようなカチッとしたgソロもおもしろい。#25。
- 元マッコイズのリック・デリンジャーは、ウィンター・ファミリーのprodで名前を売り、ウィンター関係のレーベル、ブルー・スカイからソロデビュー。「オール・アメリカン・ボーイ」に入ったRock’N’Roll Hoochie Kooは、ジョニーもエドガーもやっているデリンジャーの出世作。キャッチーでソリッドなロックンロールだ。#23。
- デヴィッド・エセックスは、イギリス人で、当時本国でかなりアイドル的な人気があった人。ジェームズ・ディーンに代表される反逆のヒーローを重ね合わせたRock Onは、つくりがおもしろい。これなんかコーラス&ハーモニー・セレクトに入れるとおもしろいなあ。#5。
- スティーラーズ・ホイールのヒット、Starは、このバンドらしい、「土くさいんだけど根っこはポップ」というスタイルを押し通したもの。これが最後のヒットとなったのが残念。#29。
- BJトーマスのHooked On A Feelingのノヴェルティっぽいカヴァーはブルー・スウェード。邦題は、イントロのチャントからとった”ウガチャカ”だった。レゲエっぽいリズムが気持ちいい。ちなみに件の”ウガチャカ”はジョナサン・キングの同名ヒットから拝借したという。スウェーデン出身の6人組。作者はマーク・ジェームズ。#1。
- モセダーデズのEres Tuはスペイン語で歌われたもので、#9まで上がるヒットとなっている。確かにいいメロディだ。
- レッドボーンは、ネイティヴ・アメリカンの4人組。最大のヒット曲Come And Get Your Loveは大好きな曲で、ソウルの手法を取り入れたメロウなミディアムナンバーとなっている。これが入った「ウォヴォカ」は傑作。#5。
- シスター・ジャネット・ミードはオーストリア人のシスターで、ひょっとしたら尼僧ものというジャンルがあるのかも(シンギング・ナンの”ドミニク”とか)。聖書の一節をポップロック化した異色のもの。#4。
- マーヴィン・ハムリッシュによるThe Entertainerは、スコット・ジョップリンのラグタイムだけど、映画「スティング」に使われて広く知られるようになったもの。ただいまだにエンターティナーと呼ぶプロの人々、なんとかならんか(^^; #3。
- レイ・スティーヴンスのThe Streakは、ストリーキングをテーマにしたノヴェルティヒット。歌詞がわからないのでまったく笑えない。#1。