You Are Alive / Crosby,Stills & Nash

Daylight Again
you areつながり。
リアルタイムのCS&Nは「CSN」だけど、あの時はそんなに知らなかったから、82年の「Day Light Again」は個人的にも相当待ちに待った感があった。その少し前にスティルスは、CBSとの契約も切れ、アトランティックは執拗にCS&Nの新作ならぬベスト盤をリリースさせ(「Replay」)、クロスビーはドラッグ問題と、彼らをめぐる状況は決して良くはなかった。ナッシュがかかわった、反原発のMUSEコンサートで、CS&Nの再結成が実現したが、これがようやく形となったのが81年のピース・サンデー・コンサートと言われる。当初この「Day Light」は、スティルス&ナッシュの形で製作され、体調が戻ったクロスビーがリードのものを加えた変則的な形となっている(だから”Delta”、”Might As Well Good Time”(なんとクレイグ・ダーギー、ジュディ・ヘンスキ夫妻の共作)はprodが違う)。
ヒットしたのは、ナッシュの”Wasted On The Way”、スティルスの”Southern Cross”(元クレイジー・ホースのカーティス兄弟がスティルスに贈った曲)だが、地味ながらこのYou Are Aliveもいい。ナッシュの吹くハーモニカは決してうまくないが、朝の光が似合うスティルスのこの曲をよく引き立てる。
クロスビーの参加で、はみ出した形となったトラフィックのカヴァー、”Dear Mr.Fantasy”はボックスに収録。