W9

  1. A Quick One/Who Sell Out('74)
  2. Who's Next('71)
  3. Odds & Sods('74)
  4. The Story Of The Who('76)
  5. Rarities Vol.1('83)

Who's Next
以上フー(Who)。なんとも冴えないコレクション。ある程度の年数、ロックを聞いてきたものなら、一度はフーやキンクスストーンズヤードバーズにかぶれるものだ、というのが持論。僕の場合80's半ば頃ブリティッシュビートを聞くように、大いになじんだ。
1は66年と67年リリースの2nd、3rdを1枚にしたUS盤。やはり60'sが最高だ。初フーは、リアルタイムだった「Who Are You」だけど、これはピンとこなかった。自分で買ったものでは、ポリドール時代をコンパクトにまとめた4で、”Heat Wave”のカヴァーにしびれた。そもそもジャムが好きだったから、フーも、という部分はあった。オリジナルアイテムはレンタルで借りて、買ったのはコンピ(3も5もそうだ)ばかり。5には初期のEP「Ready Steady Who」が入ってて”Batman”のカヴァーもある。フーで印象的なのは、キース・ムーンのドタドタしたdsで、彼が亡くなってからもバンドは続くが、結構痛々しい。実は名作とされる「Tommy」にはあまり興味がなかったりするのだけど、2は好き。立小便するジャケは、イーサン・ラッセル(リンダ・ロンシュタットの「風にさらわれた恋」も)によるもの。パフィーの”ジェット警察””無法の世界”(いい邦題だ)に似てる(と言うか同じ)

  1. Lovehunter/ラヴハンター('79)

Love Hunter
実はホワイトスネイク(Whitesnake)としてはこれしか持っていなかった。ハードロックが虐げられてた70's後半、そういう音の代用品の1つだったのだけど、泥くさいファンキーなロックンロールといわれつつ、セールスという結果を出さなければならないために、1ではかなりあざといパープルもどきの技も出る(本作から元パープルが3人となった)。カヴァーデイルのソロは素晴らしかったけど、あの地味さではしょうがなかったのだろう。日本では一定の人気を誇ったバンドだが、やはりミッキー・ムーディー(g)、バーニー・マースデン(g)、ニール・マレー(b)のいたこの時期がいい(と言いつつ、これ以降はアルバム単位では聞いたことないが)。ジャケットはひどい。

  1. White Horse/ホワイト・ホース('77)*

ホワイト・ホース(White Horse)は、フィフス・アヴェニュー・バンドのジョン・リンドとケニー・アルトマンが、英sswのビリー・ニコルスと結成したトリオ。都会的でしゃれた、というとAORみたいだが、これこそ本当の大人のロックか。レオ・セイヤーがカヴァーした"Can't Stop Loving You”もいいが、”Give It Up”がカッコいい。バックにはポール・バレール、ビル・ペインのフィートの面々に、カレブ・クウェイ(エルトン・ジョン・バンド)らが参加。