W10

  1. Strangers Almanac('97)

Strangers Almanac
ウィスキータウン(Whiskeytown)の事を知ったのはグラム・パーソンズ・トリビュートだったが、これはメジャーからのデビュー作。まんまFBBというか、ライアン・アダムス(解散後はソロへ)はグラムにダブるところ多し。オルタナカントリーというよりは、哀愁のカントリーロックで、steel奏者のグレッグ・リーズ(元ファンキー・キングス)が全面的にバックアップ。メンバーの紅一点のフィドラー、ケイトリン・キャリーの存在も大きい。

  1. Bobby Whitlock('72)
  2. Raw Velvet('72)
  3. One Of A Kind('75)
  4. Rock Your Sox Off('76)
  5. It's About Time('00)


ボビー・ウィットロック(Bobby Whitlock)は、デレク&ザ・ドミノスのkb奏者。ワイルドなorganとパワフルな(暑苦しいともいう)歌声が持ち味だが、CD化が遅れている。1は、クラプトン以下豪華ゲスト参加のファーストだが、英CBSと米Dunhillでは曲が違う。3はCapricorn移籍後のもので、ディッキー・ベッツ(g)、チャック・リーヴェル(kb)も参加。それを発展させた4が最高傑作か。久方ぶりの5では2,4同様ドミノス時代のナンバーを取り上げてるのが、逆に痛々しい。

  1. Left Coast Live('77)

ウエット・ウィリー(Wet Willie)は71年にCapricornからデビューしたサザンロックだが、あまり好みではなかった。レーナード程ではないけど、ルーツロック的なニュアンスが少ない気もする。ジミー・ホール(vo)は、同じ頃スティルウォーターを掛け持っていた。