W11
- Coast To Coast Fever/コースト・トゥ・コースト・フィーヴァー('73)*
デヴィッド・ウィフェン(David Wiffen)は、エリック・アンダースンの「Blue River」に取り上げられた事によってsswファンの間で知られるようになったカナダのssw。これは2枚目で、ブルース・コバーンのprod。カナダのsswというと歌詞をかみしめて聴け!みたいな硬派なリスナーなイメージがあって敬遠気味だったが、悪くない。特にタイトル曲。北村和哉氏のライナーがおもしろい。
- Wildwood('94)*
ポール・ウェラー(Paul Weller)はスタカン時代を入れると6〜7回は見てるが、この2枚目のソロが出たときが最後。ひどく地味な世界に耐えられなくなって、聞くのをやめてしまったが、ステージでCSN&Yやトラフィックをカヴァーした時の違和感がぬぐえない。この人のピーク(というか個人的好みのピーク)は、スタカンの1枚目だろうなあ。
- French Kiss/フレンチキッス('77)
- Three Hearts/スリー・ハーツ('79)
- The Other One('79)
以上ボブ・ウエルチ(Bob Welch)。フリートウッド・マックを辞めてからバンドが世界的にブレイクした事から運がない、みたいに言われることもあるが仕方ない。その後組んだパリスでは日本で一部にウケたが、ソロはポップス路線。1,2は名作だが、特に1はストリングス(ソウルっぽくは感じない)をかぶせすぎ。
- Revival('96)*
- Soul Journey('03)*
以上ギリアン・ウエルチ(Gillian Welch)。いったいいつの音楽だろうか?と思わせるほど昔(全盛期初頭のアメリカのトラディショナルなフォーク風)っぽい音。T・ボーン・バーネットのprodによる1は、ほとんどがデイヴィッド・ローリングスとのgによるものだが、曲によってはジム・ケルトナー(ds)、ジェームズ・バートン(g)らが加わる。シブくていいのだけど、あまり耳に残らないのは事実。