05006 Meet The Triste Janero/Triste Janero(RevOla:REVUK)

トリスト・ジャネーロは、69年にWhite Whaleから1枚出して消えたテキサス出身のボサノヴァ風ソフトロックで、セレクターの間で、少し前結構人気盤だった。最近好調のRev OlaからのCD化。セルジオ・メンデスあたりの耳障りがよくスマートな音作りだけど、1曲1曲はいいのだが、やはり1枚通すとなんかあまり残らないのだ。それでもカヴァー曲のセンスは良く、ニルソンが書いてBS&Tがカヴァーした”Without Her”(ここではHimに)、スプーンフルの”うれしいあの娘”、そして悶絶的なarrのヤングブラッズの(作者は、ディノ・ヴァレンテ)”Get Together”などはカッコいい。ラストの”T.J.Blues”ではオルガンソロが延々続いたりとなかなかグルーヴィー。あっという間に終わってしまうのが残念。■■ (2/9)

05007 The Last Roundup/Poco(Futureedge:B000314602IN02−US)
Last Roundup
ABC時代の77年に録音されながらオクラ入りしていた4人時代のポコの強力なライヴが04年に発掘されCD化された。以前音源としては、ネット仲間から提供してもらって耳にしていたが、曲順も改められ、音も格段に良くなった。ストリングスやホーンズを加えた”シマロンの薔薇”や”Dance組曲”などライヴとしてはどうかな?とも思うけど、ほぼ全曲素晴らしい。ラスティ・ヤングのゆったりとしたsteelがこの時期のバンドの強力な武器だが、4人によるコーラスも素晴らしい。文句なし。■■■■ (2/9)