Feelin' Good / Traffic

Last Exit
〜goodつながり
トラフィックの3枚目「The Last Exit」(’68)が出た頃には実際バンドが存続してたかどうかは怪しい。A面はデイヴ・メイソンのシングルB面にスタジオアウトテイクを、B面には同時期のライヴを配した編集盤的な性格のもので、実際Islandリマスター・シリーズでは、A面の曲はボーナストラックとしてバラされている。B面の2曲のライヴは今もってリマスターされてないが、このFeelin’Goodは素晴らしい出来。Leslie Bricusse/Anthony Newleyという人のブルーズで、キリング・フロア、ブラック・キャット・ボーンズといった同時代の英国ブルーズ・ロック・バンドが取り上げてるので、当時評判になった曲だろうか。ここではスティーヴ・ウィンウッドのorganとクリス・ウッドのflute(後半はsax)のやり取りが素晴らしい。青白い炎のような醒めた熱気が伝わってくる演奏はこのバンドの真骨頂かも。