勝手なレヴュー・セレクテッド#8〜FURUさん篇

Taste of the Fantastic / L. David Sloane
FURUさんもとしひこさんと同じくアメリカ縦断の「地名」でした。いきなりの(1)I Didn't Come To New York To Meet A Guy From My Home Town(ミッシェル・リー)がカッコいい。ベタなショービズっぽい人かなあと思ってジャケットを見ると、なんだ映画「ラヴ・バッグ」に出てた女優ではないですか!60年代のマンハッタンズってこんな感じなの?と(2)のThe Boston Monkeyを聞きながら話題の(3)に。トリスか角かいずれにせよウイスキーのCMに使われた事で耳にした事がありますが、Washington Square(ヴィレッジ・ストンパーズ)の演奏です。後半のディキシー風になるのがおもしろい。(4)のアン・マーグレットというと、そのボディの方が歌よりも気になりますが、ジェフ&マリアの(6)Geogia On My Mindは、まだ貫禄ない頃の可愛らしい頃のマリア・マルダーの歌声をフィーチャー。(8)のオールマン兄弟のこのLP「Win、Lose Or Draw」は聞いたことないので新鮮でした。(11)はFURUさんセレクトのお約束、ジュリー・ロンドンですが、これくらいのノイズは「味」と考えてますよ〜ラストはママス&パパスのCalifornia Dreamin'ですが、主人公は寒い東部に住み、暖かいカリフォルニアを夢見るという話ですね。寒さ厳しい東部のミュージシャンで「西」に憧れると言うパターンは結構あっておもしろいです。

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