'05秋のセレクト#2

曲目紹介が続きます。聞いてみたい方はコメント下さい。あらかじめ送りつける予定の方はおりますが・・・



6・Reincarnation / Diane Kolby ('73)
ダイアン・コルビーのおそらくは唯一のLP。73年にCBSから出た(カントリー)+(ブルー・アイド・ソウル)的なもの。prodはスティーヴ・クロッパー他で、ナッシュヴィル他録音。パワフルな歌声もいいですが、少しスタジオで作られすぎた感じもあって、その辺は好みでしょうが、エコーをかけた部分は少し笑えます(^^) 某すわんぷ氏は「ダイナミックな」と表現しています。
http://www.mb.ccnw.ne.jp/swamp/female2001may.htm


7・Proud Mary / Jinx ('76)
ジンクスことラリー・アレクサンダーも詳細不明ですが、マッスル・ショールズのスタジオ・ミュージシャンかも知れません。Private Stockに残した「Jinx」は、レニー・ルブラン(g)、トラヴィス・ワマック(g/キャプリコーン素晴らしいソロがあります)、ランディ・マコーミック(kb)らが参加。このProud Maryはいわずと知れたCCRのカヴァーですが、つぶやくようなポエトリー・リーディングで始まり、強力なスライドが入ったスワンプ色濃厚な1曲です。



8・Lonesome Valley / Tim Hardin ('73)
ティム・ハーディンといえば、60'sから活動するsswですが、CBS末期の「Painted Head」はカヴァー集で、ジェシ・ウィンチェスター、ウィリー・ディクソンからバッド・フィンガーまで幅広く取り上げています。このあと英GMと契約するのですが、本作は英録音で、リーバップ(perc/トラフィック)、クリス・スチュワート(b/フランキー・ミラー・バンド)、ニール・ハバード(g/グリースバンド)、ピーター・フランプトン(g)らが参加。このLonesome Valleyはtradですが、ザ・バンドを思わせる演奏で歌声もワイルド。小型なジョー・コッカーを思わせます。
http://www.ifmusic.co.uk/catalog/product.php?products_id=3641



9・The Drover / Danny O'Keefe ('70)
Danny O'Keefe
ダニー・オキーフの2枚目で70年にCotilionから出たもの。"Good Time Charlie Got The Blues"のオリジナル・ヴァージョンが含まれてると言う事で知られていますが、重くはないけど、湿度が高いスワンプな1枚です。とはいいつつ、涼風を感じさせる軽やかなフォーキー・チューンのThe Droverを選んでみました。録音はマッスル・ショールズ。やっとCDになったものが登場します。



10・If You Want Me / James Montgomery Band('73)
First Time Out
ポール・バターフィールドとならんで白人ブルーズハーピストとしては最高のレベルにある1人、ジェームズ・モンゴメリー率いるJMBの73年のデビュー作「First Time Out」から。モンゴメリーが書く曲は少々僕には(ブルーズ)過ぎるので、相方のピーター・ベルが書く曲のほうが好み。この曲でもイントロのgのカッティングからしてゾクゾクさせられます。レーベルはキャプリコーン。CD化済。