The Way You Do The Things You Do / Rita Coolidge


〜wayつながり
僕がリタ・クーリッジを初めて知ったのは大ヒットした「Anytime・・・Anywhere」(’77)で、当然昔はスワンプシーンでブイブイ言わせてたとか、デルタ・レイディと呼ばれてた事なんて全く知らなかった。そのLPからは、ジャッキー・ウィルソンの”Higher And Higher”(#2)、ボズ・スキャッグスの”We’re All Alone”(#7)そして、テンプテーションズのThe Way You Do The Things You Do(#20)の3枚のヒットが生まれた。
このテンプスの曲は、64年の彼らの初ヒットで、リタはモダンなarrで聞かせている。
その長いキャリアをさかのぼってみれば、意外にも好きなアルバムはない。スワンプファンから評価が高い初期の作品も、聞けば実はA&Mの中道路線に乗っかったもので、いい曲はあるが、決定的な魅力には欠けるし、単体でのCD化が遅れてる中期の「Fall Into Spring」、「It’s Only Love」あたりもあまり面白いとはいえない。当時の旦那クリス・クリストファーソンとのクリス&リタのLPにいたっては、僕がクリストファーソンを全く評価しないので何だけど、カントリーの中に埋没してしまっているのだ。