パフィー

FEVER FEVER
■Fever Fever / Puffy
売れてたというのはすごいことだったのだなあ、とパフィーを見ると思う。最近はアメリカのアニメキャラクターとなったりとワールドワイドな存在になったパフィーだが、国内でバシバシヒット曲を出してた頃もすごかった。「Fever Fever」は99年のフルアルバムでは2枚目に当たるもの。”たららん”(ルーズなスライドがたまらん)、”パフィー・de・ルンバ”、”夢のために”、”日曜日の娘”といったわりとマイナーな(そうでもない?)ヒット曲が並んでいるが、その一方プログレ的な”誰がそれを”、遊び心満載な”夏休みプロトタイプ、ベス・オートンみたいな””Always Dreamin'About You”(なんと歌詞はLinda Hennrick〜ワーナー・パイオニアの日本盤の聞き取り英詩はほとんどこの人だった)も印象的。鈴木祥子が書いた2曲は、WOWOWでOAされた両者の共演ライヴでもプレイされた記憶(”きれいな涙が足りないよ”は鈴木のライヴでもカヴァーされた)。
ブレーンである奥田民生の引き出しの多さがそのままパフィーの音にも生きている。引っ張り出してきて聞くのは久々だが、これ以降のパフィーのアルバムはひどくつまらなくなったため貴重かも。