Old Grey Whistle Test Vol.1(i)

THE OLD GREY WHISTLE TEST [DVD]
去年から界隈のBBSでも話題になってたクラシック・ロックのレアな映像を集めたBBCもの。とにかくマニアックな選曲だ。これはその第1集。
アリス・クーパーでスタートするが、これはそのヴィジュアルな部分がおもしろいだけ。エルトン・ジョンの”Tiny Dancer”はスタジオでのpianoの弾き語り。前髪がこの時点('71)ですでに危うい。金ラメな衣装もグラム時代だ。 続くカーティス・メイフィールドは、”We Gotta Have Peace”。この曲がどのくらい貴重なのかわからないけど、なかなかカッコいい。 若きランディ・ニューマンの歌う”Political Science”は、シンプルな弾き語り。いい曲ではあるがヴィジュアル的ではないなあ。 ビル・ウィザースの起用も、この番組「Old Grey Whistle Test」が単なるロック番組ではないなあ、と思わせる。”Ain't No Sunshine”は汗だくになって歌われるが、バンドのメンバーのファッションが今日的なのは新鮮だった。 ロリー・ギャラガと言う人にも、ほとんど思い入れはない。”Hands Off”('73)では有名なボロボロのストラスキャスターが出てくる。 ウェイラーズは、73年の”Stir It Up”で冬で寒くて、メンバーのコンディションも悪かったという。ピーター・トッシュをフィーチャーした時代で、ボブ・マーレーも若い。 ロキシー・ミュージックは話の種ならいいかも。少なくともヴィジュアル面ではかなりおかしい。フィル・マンザネラ(g)はハエ男みたいだ。イーノのファッションもすごい。bassのジョン・ポーター(この人は、スミスをprodする)の姿がえらく真っ当に見える。 エドガー・ウィンター・グループの”Frankenstein”は驚愕のナンバー。こうやって音を出してたのか!と改めて確認した。チャック・ラフ(ds)の意外なかっこよさ、動くダン・ハートマンも魅力。リック・デリンジャーって小柄なのね。 キャプテン・ビーフハートはすでにイッてしまってる表情。バックはマラードか。 リトル・フィートの”Rock'N'Roll Doctor”も貴重。ポール・バレールのイントロのgでKO。 ジョン・レノンの”Stand By Me”は有名なクリップだが、これがTOGWTのもの? レーナード・スキナードはこれまた代表曲、”Freebird”。このバンドはどうも昔から苦手だ。エミルー・ハリスも若くて美しい頃のもの。”Amarillo”では、二コレット・ラーソンの最初の旦那だったハンク・デヴィート(steel)の姿も映る。 続く