木之内みどり

木之内みどり★BEST MYこれ!クション
木之内みどり・ベスト
74年から78年までの13枚の全シングルのA面曲に3曲を加えたコンピレーション。オリジナルLPもボックスの形で復刻されているが、さすがに買う勇気はない。中学生の頃の個人的アイドルの一人だったけど、いかんせん当時は歌謡曲をあまり聞いてないので、実際に聞いたことある曲は、76年の5枚目のシングル(これ以前はすべて阿久悠作詞で、いわゆるアイドルポップスではないアイドル歌謡)以降の数曲。その5枚目は、"学生通り"で、今はなくなった近所のレコード屋にキャンペーンでやってきて間近で見たけどなんとも可憐だった覚え。財津和夫松本隆の詩に曲をつけたミディアム調のナンバーで、今きいてもなんともせつない。松本隆のアイドル・フィールドの仕事というと松田聖子が有名だけど、僕的にはこれかな。次の、"Good Feeling"アップテンポの曲で、TVで歌ってるのも良く見かけた。これも松本=財津ラインの曲で松任谷正隆のarrが吉田拓郎の”たえこ My Love”を思わせる(こっちの方が先)。次が”東京メルヘン”で、その拓郎の作品。ゆったりとしたsteelが聞こえるのは、この時期の拓郎作品がカントリー・ロック風になっていたこととも関係ある。少し飛んで今でも横浜をイメージさせる曲として人気があるという、"横浜いれぶん"は、派手なgが耳に残る曲で、大野克夫作。このあたりは後期にあたり、中期のアイドル・ポップスから、初期のアイドル歌謡を78年という時代に合わせた感じで、この曲は別にして、"無鉄砲"、"一匹狼(ローン・ウルフ)"共魅力に欠ける。同時期の山口百恵を意識したかのような大人びたというか、ツッパリ(死語)路線。高田みづえの曲としても知られる"硝子坂"は、元々木之内の曲で、宇崎竜童作。arrはラスト・ショーで、村上律のsteelが心地いい。このイントロは何かに似ているが思い出せないなあ。
 水原勇気野球狂の詩
キャニオンには当時岡田奈々(♪ナッチェル・イン・マイ・ポケットね 〜 ネットで調べたら画像も合った。驚愕!! 
http://rs373.cool.ne.jp/siori/talent/okadanana.html
このCMには萌えでしたよ)、林寛子(この人が最初のアイドルだった)、石川ひとみといったアイドルがいて(NAVと言うレーベルがあった)、メジャー・アイドルとは一歩違うムードを出していた。歌が下手という評は当時からあったけど、洋楽を含めて、少なくとも歌唱力というものを音楽に要求してないのであまり気にしない(とは言え、昨日TVで歌ってた優香はなあ・・・) #0602