ロッド・スチュワート

Gasoline Alley
■Gasoline Alley / Rod Stewart
初期のロッド・スチュワートは実は濃厚な英国臭がある。それもフォークに根ざしたトラディショナルな。70年に出た2枚目は英ヴァーティゴ、米マーキュリーからリリースされた。ヒット曲はないが、タイトル曲はロン・ウッドのslideとスタンリー・マシューズのmandolinをバックにしたもの。この時点ではフェイシズは結成されてないが、スモール・フェイシズのレパートリーを後のフェイシズがカヴァーした"My Way Of Giving"、ディランの"Only A Hobi"、エルトン・ジョンの"Country Comfort"のカヴァーもいい(後者は数あるこの曲のカヴァーの中でも一番の出来か)。ステージでの重要なレパートリーとなった"Cut Across Shorty"もここでは,violinを交えたarrで聞かせる(ミック・ウォーラーのdsが重い)。今気が付いたけどラストの"You're My Girl"って、ディレイニー&ボニーのライヴで有名な"I Don't Want Discuss It"ではないか!