のっこ

■ベランダの岸辺 / のっこ
ベランダの岸辺
レベッカというバンドはそれほど好きではなかったけど、80'sの一時期否が応でも耳にせずにはいられないほどの露出度と、存在感があった。のっこというひらがな名義が最初あの人とは思えなかった(ジャケットのイメージも)98年のこのアルバムを買った理由はもう忘れてしまったけど(多分、ユーミンの”ベルベット・イースター”のカヴァーだろう)、それまでのNokkoのイメージとはかけ離れた、ひどく落ち着いたスカスカな音のアコースティックな手触りで落ち着く。その荒井由実初期の傑作曲は、高速ボサノヴァといった印象のarrで、おもしろい。他にもシングルになった"わすれな草"、"猫の耳たぶ"がいい。よくは知らないけどボサノヴァの"Tranvessia"のカヴァーもあり。