#1〜Maybe I'm Amazed

邦題が"恋することのもどかしさ"。ポール・マッカートニーのビートルズ解散後の最初のソロに入ってたもの。リリース当時から評判だったのかどうかはわからないけど、個人的にはウィングスの3枚組ライヴからシングルカットされた("ハートのささやき"という邦題だった)ものが印象深い。そっちは最強メンバー(リンダ・マッカートニー(kb)、デニー・レイン(g)、ジョー・イングリッシュ(ds)、ジミー・マッカロック(g))によるダイナミックな演奏が楽しめるが、いかにもデモテープ風情の「McCartney」はなんかイマイチ。というかウィングス結成までのマッカートニーの2枚はどうも。

ポール・マッカートニー  Wings Over America
ほぼリアルタイムでのカヴァーが2つ。71年2月に出たサンディー・ショーのシングル、"Rose Garden"(ジョー・サウスが書いてリン・アンダーソンがヒットさせたもの)のB面。こちらはrpmから91年にリリースされた「Reviwing The Situations」のCDにボーナストラックとして追加。画像はEMI盤でジャケ違い。ショーは60'sにヒットを飛ばした女性シンガーで71年時点で既にピークを過ぎてはいたが、同時代のポップロック作品を意欲的にカヴァー。80'sにスミスのモリッシーの肝いりでカムバックしたことは記憶に新しい。
Reviewing the Situation
もう1つが、フェイシズ。最近になるまで2枚目の「The Long Player」のライヴだけと思ってたが、実は、71年2月に「The Long Player」が出て、71年の4月にシングルがリリース(これは4枚組ボックスに収録)。これはスタジオ録音の別ヴァージョン。そしてBBCライヴ(71年10月)が先のボックスに収録されている。どちらも捨てがたい味があるが、シングルがいい。最初に出た「Long〜」からのライヴはロッド・スチュワートとロニー・レインのvoがフィーチャー。
Long Player  Faces Box: Five Guys Walk Into a Bar

カヴァーヴァージョンが大好きで、好きな組み合わせはそれほど星の数ほどあるけど思い出したように紹介してゆきます。タイトルはカヴァー天国(The Land Of 100 Of Covers)。