シド・バレット(1946-2006)

ピンク・フロイドのオリジナル・メンバーで初期の実質的なリーダーだったシド・バレットが亡くなったそうだ。70's初めからドラッグ依存からくる精神障害で、一線から退いていたがついにちゃんとした形で現役に復帰することはなかった。バレットの参加した唯一のフロイドの作品「Piper At The Gates Of Dawn」はその後のフロイド作品と比べるとやや毛色が違い、熱心に聞きこんだ記憶はない。それでも"エミリーはプレイガール"(すごい邦題だ)は素晴らしい。これをカヴァーしたサロン・ミュージックととも忘れられない。バレットはその病気ゆえ神格化(狂気の世界とかいって)されたきらいがあるが、ソロで垣間見れる作風は確かにそういうバックグラウンドがあったにせよ、病気、障害ゆえに妙に持ち上げるのはまったくナンセンスな話だけど。
http://www.nme.com/news/pink-floyd/23570