モット・ザ・フープル

Mott the Hoople
■Mott The Hoople
1stと2ndが2in1になったエドセル盤を持っているのだけど、ボーナストラックの"Ohio"のカヴァーに惹かれて紙ジャケを購入。グラムロックといわれるモット・ザ・フープルだけど、Island時代に限ってはここのレーベルカラーに見合ったアーシーな音作り。69年に出た1stは、ワニの有名なジャケット。イアン・ハンターのディランへの傾倒振りがすごい。ソニー・ボノ作の"Laugh At Me"、ダグ・ザーム作の"At The Crossroads"の存在感が強力。スライドを含めうねりのあるgは、後のバッド・カンパニーのミック・ラルフス。ラルフスが書いた"Rock'N'Roll Queen"はストーンズ・タイプのロックンロールでこれも小気味いい。それでも一番目立つのはヴァーデン・アレンの重厚なorganで、後期スモール・フェイシズを思わせる深みがある。