again#3


■Blue Suede Shoes Again / Mike Hugg
マイク・ハグというとなんとなくイアン・ペイスが浮かんでくるのは、ペイスが結局腐れ縁のごとくジョン・ロードとつるんでる(最近は離れてるが)のと同じように、ハグもマンフレッド・マン(人名)と結構長くつるんでた事があるからか?72年のマンフレッド・マン・チャプターⅢが解散すると、ハグはポリドールから早速ソロをリリース。元々はdsだったけど、kbもこなす才人で、なおかつナイーヴな歌声が若々しい。そして知らざれるメロディーメーカーぶりを発揮しており、どの曲もポップでメロディアスだ。マンフレッド・マン(kb)、トム・マッギネス(g)ら元同僚の他、ミック・ウォーラー(ds〜元ジェフ・ベック・グループ)、カレブ・クェー(g)も参加。この"Blue Sude Shoes Again"は、思わずウキウキしてくるメロディーで、エルトン・ディーンのシヴィアなトーンのsaxですら楽しそうだ。乞CD化な1枚。
          おまけ
マイク・ダボのいた第2期マンフレッド・マンは、ポール・ジョーンズの第1期に比べると、ヴォードヴィル調の曲が増え、初期のR&Bスタイルは薄れた感じで賛否両論に分かれるところ。ディランのナンバーを積極的に取り上げたのもこの時期。この"The Mighty Quinn"は68年のヒット。マイク・ハグはdsを叩いている。bはビートルズの「Revolver」のジャケットを描いたことで知られるクラウス・ヴーアマン。おそらくドイツの「Beat Club」からの映像。