morning#3

小さな恋のメロディ ― オリジナル・サウンドトラック
■In The Morning / Bee Gees
ファルセットを多用しない時代のビージーズの代表作というと「Odessa」('67)あたりになるのだろうか?世界的には無名ながら日本で大ヒットした映画「小さな恋のメロディー」('71英、ワリス・フセイン監督)では、ビージーズの作品が5曲使われていて、このセンチメンタルな映画のヒットに伴い、ビージーズの人気も上昇したようだ。ここで使われた5曲はの大半は「Odessa」からのものだけど、"In The Morning"はオリジナル・アルバム未収録。映画では冒頭の聖歌隊のシーンで使われる美しいメロディーの「ソフトロック」。そうVanda誌がソフトロックと持ち上げるまで、ソフトロックと言えばビージーズを思い出したものだった。
忘れないうちに書いとくと、ジェニファーの素晴らしいカヴァーもあり。大人の恋の物語
       おまけ
「メロディー」で主役を演じたのはマーク・レスター(ダニエル)とトレイシー・ハイド(メロディー)。特にはトレイシー・ハイドは、日本では「スクリーン」誌や「ロードショー」誌の人気投票で長年異常な人気を博したが、基本的にティーン時代のこれ1本の人。彼女が登場する有名な金魚のシーンは、"Melody Fair"が流れ、ある世代の人にとっては忘れられないものとなったらしい。僕の世代だと何度目かのリヴァイヴァル公開、もしくはTV放映なのだけど。ちなみに劇伴音楽を担当したリチャード・ヒューソンと言う人は、ラー・バンドの人。曲は"Melody Fair"

いやその曲よりもこのアンサンブルのシーンの方が素敵かも。