highway#3

■Highway Star / Deep Purple
大友克洋ではない(^^)　ディープ･パープルが日本の名前を全世界に知らしめた72年の2枚組ライヴ「Live In Japan」は当初日本のみのリリースだったが、好評につき｢日本製（Made In Japan）」のタイトルで全世界にリリースされた。全7曲中4曲が当時の最新作「Machine Head」からで、そのオープニングを飾るのがこの"Highway Star"。その名の通りハイウェイをスピード出してぶっ飛ばすという歌だがイギリスの交通事情には詳しくないが、正式リリース前の仮歌がドイツの音楽番組、Beat Club出演の映像として残っているが、歌詞がまだ途中で、イアン･ギランは"Steve McQueen"を連呼。つまりこれはマックィーンの有名なカーチェイス映画「ブリット」（ピーター・イエイツ監督はイギリス人)にインスパイアのではないか？と想像するのもおもしろい（どちらかというと英国郊外のハイウェイというよりも都市高速というイメージだ）。一般的にパープルのハードロックは様式美といわれるが、この曲はその典型で、ジョン・ロードのorgソロに続いてリッチー･ブラックモアの高速gソロがかっちり収まっている。前述のBeat Clubの動画は、下

で見れるが、歌詞もソロもまだまだ未完成で演奏も荒い。特に速く正確にをモットーとしたブラックモアのソロがまだ全然出来てない事から、「Fireball」の頃か、それ以前だろう。ロードは少し太め、逆に魔女のような帽子をかぶったブラックモアとロジャー・グローヴァーが痩せて、精悍な印象。この番組らしくサイケな照明だが、バックは｢詩人タリエシンの世界｣から。
話は戻るが初めて買った「Live In Japan」は日本盤LP。次がアンコール(これも今まで収録されなかったわけがわかるような荒い演奏）3曲が入った欧EMI製の2CD。これは悪くないけど曲と曲の間が短く編集されすぎてて余韻に欠けるのだ。