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Don't Stop Believin
■Take Me Home Country Roads / Olivia Newton John
尾崎亜美が作って杏里が歌った(デビュー曲)"オリビアを聞きながら"は、すでに25年以上前の曲だけど、今の若い人には「オリビア」の説明を要するに違いない。英国出身でオーストラリア育ちのオリヴィア・ニュートン・ジョンは、70'sの東芝EMIの屋台骨をビートルズと共に支えた人でもある。それほど70's半ば日本では絶大な人気を誇った。シャドウズのブルース・ウエルチとジョン・ファーラーがスタッフとして加わっているが、初期にはカントリー系("Let Me Be There"や"Let It Shine")その後MORに転向、"Have You Never Been Mellow"や"I Honestly Love You"のヒットを飛ばす。日本ではずっと東芝EMIというイメージが強いけど、73年まではポリドール配給だった(ちなみに米はUni/MCA、英はPye〜EMI)というのがおもしろい。珍しい日本盤シングルは、ここ
日本盤LPでは、ヒット曲が何度も再録されたり統一感がないが、ジョン・デンバーの代表曲でもある"Take Me Home Country Roads"は、もともと73年の「Let Me Be There」(英米でジャケ違い)に収められていたものだけど、76年TBS系の朝の情報番組「おはよう700」のテーマ曲に選ばれ、出たばかりの「Don't Stop Believin'(たそがれの恋)」日本盤に収録され、両A面の形でシングルカットされた。当時ラジオでもガンガンかかってた記憶だが、こういうのを聞いてカントリーに偏見を持つようになった人を何人も知っている(^^; 
スタジオ・ジブリの「耳をすませば」でもこの"カントリー・ロード"の話が出てくるけど、そういう背景を知っているから、何でこの曲?って感じだった。同じ"カントリー・ロード"なら、JTのほうがいい。

    おまけ
BBCの「Top Of The Pops」から。やたら大げさな感じ。こういうのが与えたカントリーの間違ったイメージの功罪は大きいような気もする
 
実はカップリングの"Don't Stop Believin'"が大好きだったのだけど、youtubeで実に30年ぶりに聞いたら大した事なかった