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トゥー・マイルズ・フロム・ヘヴン(紙ジャケット仕様)
■Road To Birmingham / Mott The Hoople
アイランド時代とCBS時代では別のバンドのように感じるモット・ザ・フープルだけど、初期のアイランド時代はセールス的に今イチだったけど、この超個性的なレーベルの中にあっても異彩を放っていた。ザ・バンドとディランとルー・リードを足したような音。ハードロックでもプログレでもブルーズロックでもないなんとも形容しがたい音;ワニのジャケットで有名な69年のデビュー作「Mott The Hoople」からシングルカットされた"Rock'N'Roll Queen"のB面曲が、この"Road To Birmingham"でオリジナルLPには未収録で、80年に出たレアリティーズ「Two Miles From Heaven」に収められたが、本来であれば1stのボーナストラックがふさわしい。ディランそのままの歌い方は、イアン・ハンターの当時の傾倒ぶりがほほえましい。デイル・グリフィン(ds)、ミック・ラルフス(g,vo)、オヴァレンド・ワッツ(b)、ヴァーデン・アレン(org)にハンター(vo,p)による初期のラインナップはやはり最高だ。
モット・ザ・フープル(紙ジャケット仕様)