name#3

マンネリズム(紙ジャケット仕様)
■My Name Is Jack / Manfred Mann
マイク・ダボ(vo)をフィーチャーした第2期マンフレッド・マンは、ポール・ジョーンズのいた第1期と比べるとR&B〜ビート色が薄れた感があるが、シングルではあからさまなヒット狙い(ディランの未発表曲から、トニー・ハザード作のポップソングまで)である反面、LPではトータル・アルバム、ジャズ風のインストなど実験的なものに挑戦している。68年のシングル"Mu Name Is Jack"はジョン・サイモン作で、カルトな映画「You Are What You Eat」('67)のサントラでサイモン自身が歌っているが、一般的には、このマンフレッド・マン(他にはムーンライダースやピチカートVもカヴァー)のヴァージョン(全英#8)。リコーダーで始まるこのユーモラスな曲は、なんとも形容しがたい魅力がある。BBCのトップ・オブ・ザ・ポップスでのライヴでは、トム・マッギネスがリコーダーを吹くが、なんともマヌケな感じ(実際にはクラウス・ヴーアマンが吹いてたらしい)。ダボのアクションも決してカッコよくはない。マンフレッド・マン(個人名)はアースバンドを率いた70's後半、サイモンのソロ「John Simon's Album」から"Davey's On The Road Again"をカヴァーしたりもしたが、これまたなんともマニアック(この当時サイモンの名前は日本のごく一部に熱狂的なフリークがいたくらい)。
   おまけ