ポール・ウイリアムス

サムデイ・マン(紙)
■Someday Man / Paul Wiliams
ロジャー・ニコルスがprodしたポール・ウイリアムスの1st「Someday Man」は日本ではもう10年位前からソフト・ロック周辺で話題となってたLPだけど、アメリカでは05年にやっとCD化。僕なんかの世代だとポール・ウイリアムスというと、カーペンターズとの仕事よりも、映画「ファントム・オブ・パラダイス」に出てた童顔のロックスターという印象が強いけど、ホリー・マッカレル解散後ソロになったこの70年作では、派手さはなく地味。全曲ロジャー・ニコルズ=ポール・ウィリアムスの作品ながらssw的な作風ではなく、ストリングスやホーンズのarrも含めて、ソフトロック風味。バックはハル・ブレイン、アール・パーマー(ds)、ジョー・オズボーン、ジャック・コンラッド(b)、デイヴィッド・コーエン(=ブルー)、マイク・ディージー(g)、ラリー・ネクテル、ニコルズ(p)。タイトル曲の変調ぶりはさすが、このコンビが書いたと感じさせられる。"So Many People"、"Time"、"To Put Up With You"といった曲もそう。