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■Year Of The Cat / Al Stewart
Year of the Cat
アル・スチュワートの大好きな「イヤー・オブ・ザ・キャット」は76年に出たRCA移籍第1弾。アメリカではJanusから出たけど、前作「Modern Times」がそこそこのヒットを記録したこともあって、その延長線上にある音。prodはアラン・パーソンズで、コックニー・レベルのジョージ・フォード(b)、スチュアート・エリオット(ds)、ナチュラル・ガスのピーター・ウッド(kb)、そしてピーター・ホワイト(g)とクィヴァーのティム・レンウィック(g)が参加。
アルの歌声を神経質すぎると称したのは、高校時代手紙をやり取りしてたAさんだった。主にウエスト・コーストの音楽を扱うファンジンにかかわってた事もあって(音源のやり取りをその頃からしてたのだ!)遠くに友人はいたけど、Aさんは姉御肌の人で、優柔不断な僕は相当叱られた覚え。リンダ・ロンシュタットボブ・シーガーとキャット・スティーヴンスが好きで、その後、カトマンズで知り合った向こうの人と結婚した。神経質とかいいつつ、Aさんは79年の来日をサンプラザで見て(僕は名古屋で見た)、カセットで会場で録音したものを、突然カトマンズから送ってくれた(お返しに、リンダの「Get Closer」のカセットを送った)。
♪ボガードの映画から抜け出したような朝〜というのは映画「カサブランカ」のことで、ご丁寧にピーター・ローレの名前まで出てくる。そのカサブランカの世界とは裏腹に明るく、爽やかで軽い曲調。ライヴではイントロに長いピアノソロがついていたっけ。現在はEMIから出てるのはどうしてだろう?