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Cat Scratch Fever
■Cat Scratch Fever / Ted Nugent
テッド・ニュージェントって決して好きじゃなかったけど、70's後半のハードロックを語るときにははずせない。元々アンボイ・デュークスというガレージ・バンドを率いて、"Journey To The Center Of Mind"をヒットさせた('68)人だが、無数のメンバーチェンジを経て、アンボイ・デュークスはテッド・ニュージェントと改名。つまり個人名でありバンド名でもある。しかも改名後初期にはデレク・セント・ホルムスというシンガーがいたのでややこしい。おまけに日本デビュー当初は「テッド・ナジェント」表記だった。
日本人受けするハードロックは、あの当時適度な湿り気があり、泣きのフレーズが入ったものが多かったので、最初から最後までハードに弾きまくるというニュージェントのスタイルは、あまり受け入れられなかったと記憶するが、ヘアバンドを巻いたロングのカーリーヘアで上半身は裸、お尻に狐の尻尾をつけて、野獣のごとく弾きまくる(よく言われたのが、肉食だからなあ…って話)姿はインパクトあった。
"Cat Scratch Fever"は、77年のソロ3枚目のタイトル曲。わりとメロディアスでポップな感じもあるが、gがうるさい。猫に引っ掻かれて熱が出るのかな?
動画は有名な「Midnight Special」より。