【マイミク横断企画】日本のロック・アルバム・ベスト25

マイミクから流れてきた企画。おそらくはレココレのベスト100に触発された和ものロックの25枚。要項は

1、60年代〜現在までで
 2、和モノの・・・日本語にこだわらず
 3、各自がロックと思うアルバムを(ジヤンルがかなりフリー)
 4、25選する(一応順位付けする)
 5、その作業を今月末までに完了し
 6、7月1日〜7日の間に自分の日記で公開する
 7、神風おぢは、その集計を行い
 8、順位の結果を日記で発表する

主催は神風おぢさむ。さんとit's meさん
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=483149443&owner_id=569911&comment_count=124
で、僕が選んだのはこれ。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=487996563&owner_id=418322

今日はその前半12枚をピックアップ。
1:ひこうき雲荒井由実 ('73)
ひこうき雲
一番大切にしているアルバム。昔は「ミスリム」だったけど、ここ10年くらいは事あるごとにこちらを聞きなおす。一番は"紙ヒコーキ"。
2:Go Ahead:山下達郎 ('78)
GO AHEAD! (紙ジャケット仕様)
リアルタイム聞いた初タツがこれだった。関西のディスコで大受けだった"Bomber"が良く近所のレコ屋でかかっていたが、"潮騒"をwhispering seaとする感覚も新鮮だった。一番は"ついておいで"。
3:Songs:シュガー・ベイブ('75)
SONGS
で、そのタツローをフィーチャーしたシュガー・ベイブ唯一のアルバム。エレック世代ではなくコロムビア世代の似非ナイアガラーにとって、このアルバムの第一印象はそれほどキャッチーではなかったけど、じわじわとキタ。一番は"今日はなんだか"。
4:カップルズ:ピチカート・ファイヴ ('87)
Couples
これは衝撃だった。A&Mサウンドも知らなかったころ。これはロックなのか?と自問自答した。ノンスタンダード時代のテクノな印象から一変したサウンドだけど(次作では更に変化)。ロジャー・ニコルスを聞きたいがためにCDラジカセを買ったのだけど、あれを聞いて納得した。
5:バンドワゴン:鈴木茂 ('75)
鈴木茂 BAND WAGON -Perfect Edition- (DVD付)
LA録音。できればハックルバックとしても録音残して欲しかった1枚。ローウェル・ジョージへの憧憬をストレートに表わした鈴木茂のスライドが魅力だけど、全体のグルーヴがそれまでの日本のロックにはない「洋楽っぽさ」がある(あたりまえだが)。一番は"スノー・エキスプレス"。歌は愛嬌か。
6:ホリデイ:センチメンタル・シティ・ロマンス('76)
GOLDEN☆BEST/センチメンタル・シティ・ロマンス
愛知県民の僕にとってセンチはデビューの頃から知ってるけど、あまりに近すぎて当時はどっかダサいイメージだった。ちゃんと聞くようになったのは15年ほど前だけど、思わず汗が出るほど好み。1枚目と2枚目は現在2in1で聞け、画像はそれ。マネージャーの竹内正美氏がDJをつとめた「ミッドナイト東海」金曜日(確か)で、僕は70'sのウエストコーストロックの洗礼を受けたことを思い出す。一番は"USタイム・マシーン"
7:Flapper:吉田美奈子('76)
FLAPPER
75〜76年ってオイルショック余波で日本では洋楽シーンが停滞してたと、当時は報じられた(先日のレココレの記事でも座談会でそういう発言があった)けど、こと和ものでは名盤ザクザクで、これは洋楽のピークの72〜73年からの遅れた余波かなあとも思ったりする。吉田美奈子の4枚目はティン・パン系がバックをつけた強力盤。ひょっとしてファンクを始めた感じた1枚かも。一番は妹尾のharpが強力な"朝は君に"。
8:Candy Apple Red:鈴木祥子 ('97)

リアルタイムで聞いた初祥子がこれだった。エピック末期ですでに活動は先細りの状態。このあとワーナーから復活するけど、エピック時代の総決算的な内容。ガール・ポップなあいまいな言葉で括られてしまったことがこの時期の鈴木祥子(だけではなく同時代の女性sswたち)の悲劇だったんだろうけど、いい曲多し。一番は”Angel”。
9:ほうろう:小坂忠 ('75)
ほうろう
タイトル曲を初めて聴いたのは桑名晴子ヴァージョンだった。小坂忠の名前は「Music In USA」のVJ(そんな名前はなかったもちろん)として知ってたくらい。75年にしてはかなりファンキーな出来。一番は"流星都市"。
10:ぼちぼちいこか:上田正樹&有山淳二('74)

サウス・トゥ・サウスにしようか迷ったけど、ミナミの雰囲気が濃厚なこちらを。漫画「じゃりん子チエ」に凝ってた時期があったけど、あのムードが漂うなあ。一番は"俺の借金全部でなんぼや"
11:ぼくを苦悩させるさまざまな怪物たち:ザ・コレクターズ('89)
ぼくを苦悩させるさまざまな怪物たち(紙ジャケット仕様)
ネオGSから現れたコレクターズを一時期熱心に追っかけていたことがある。バンドブーム全盛の頃、こういう遊び心を持ったバンドは本当に数少なかった。60'sのロックへの濃厚なオマージュも多々あり。一番はジャムっぽい"Early In The Morning"。
12:Flying:やまがたすみこ('77)
フライング (紙ジャケット仕様)
高校時代のひそかなアイドルだったスミの傑作。熱心なファンからはスミらしさがなくなったと言われた「Flying」だけど、これまたティン・パン系がバックを付けた秀作。ただし匿名的な演奏だけど。一番は"ペパーミント・モーニング。
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