light#3

■First Light / Camel
旧邦題は"光と影"だったけど、渋谷陽一の｢ヤング･ジョッキー」で初めて聞いたときは、てっきり"光トカゲ"だと思ってた。メル・コリンズ(sax)、リチャード・シンクレア(b,vo〜元キャラヴァン、ハットフィールズ)が加わったキャメルの77年作「Rain Dances」から。思わずamazonをポチッと行ってしまったのは、懐かしいシンクレアの歌声が聞きたかったから。ムード・プログレとか言われていたキャメルだけど、このバンドは基本的にアンディ･ラティマーによるギター･バンドで、これにピーター･バーデンスのkbが味付けされていた。インストの曲でもあまりジャズロック的にはならないところが特色で、その辺が好みが分かれるところ。その"First Light"は、珍しくジャズロック的な展開を見せるもので、コリンズの参加が大きかったのか。シンクレアの歌声は、ずばりキャラヴァンを思わせるが、いかんせん当時は初シンクレアがこのキャメルだったことを告白しておこう。そのシンクレアの歌が聞ける"Metronome"は後半の変拍子具合がおもしろい。
なんと動画があった！テンポがかなり速い。例えばボストンの"Don't Look Back"への影響もあるかな？バーデンスのsynの遊びみたいなものは、今見ると？？？