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The Best of
■Living Next Door To Alice / Smokie
今ではCCCDの問題等で良識ある音楽ファンの間での評価は地に落ちた感がある東芝EMIだけど、70's半ばから洋楽レコードの広告のセンスは抜きん出たと思う。日本盤シングルのジャケットのデザイン処理など、都会的なセンスはさすが。だから同じ日本盤LPでも東芝だとなんかありがたみがあった。やっぱりビートルズ(昔はビートルズのLPだけ他の洋楽アーティストよりも値段が高かった)の重みがあったのだ。なんとなくEMI系のポップ寄りのブリティッシュ・ロックは、ビートルズ直系という受け取り側のイメージがあって、バッドフィンガー、パイロット、スモーキー、と僕はなんとなくそう感じていた(アップル、EMI、RAKとそれぞれレーベルは違うけど)。けどスモーキーは、アメリカではRSOだし、今では怪しげなベストCDは怪しげなレーベルとBMGから出てると言う事実は、あくまでもイメージだったと気がついた。
ハスキーな歌声を聞かせるクリス・ノーマン(vo)を中心とした5人組で、RAKよりデビュー。グラムロックの仲間としての記述があったので、ひょっとしたらと思ったらレココレ誌のグラム特集にも載ってた。"Living Next Door To Alice"は76年のヒットで、アメリカでも#25まで上がった最大のヒットとなった(邦題は"アリスは恋人")。ノーマンはその後、スージー・クアトロ(彼女もRAK)とのデュエット"Stumblin' In"(メローな二人)をヒットさせている。
デビュー当時はSmokey表記だったけど、スモーキー・ロビンソンから物言いがついてSmokieになたと言われている。