mind#2

■Carolina In My Mind / James Taylor
JTのアップルでのデビュー作は、今から聞くとシンプルとは程遠い過剰なarrが耳に残る。"Carolina In My Mind"は、故郷を遠く離れたロンドンで録音されたので余計に望郷の念がつのるけど、これと"Something In The Way She Moves"（ジョージ･ハリスンはこの一節から"Something"を書いた）は、76年にワーナー･ブラザーズからのラスト作となった「Greatest Hits」に新録音のニュー･ヴァージョンが収められた。出来はこちらの方がいい。動画の上のは、ホイッスルをイントロにしたヴァージョンで、70's半ばまで弾き語りのライヴではこっちのスタイルだった。80's以降デイヴィッド・ラズレーとアーノルド・マックルアー（これにヴァレリー・カーターが加わることもあった）のコーラスを加えた演奏が下の動画。JTの髪で判断すると80's半ばかな。