fool#3


■Crazy Fool / Hookfoot
フックフットは60'sのビート・バンド、ソウル・エージェントを母体とした4人組で、71年にDJMから「Hookfoot」でデビュー。このファーストには、バッファロースプリングフィールドの"Bluebird"(スティルス作)、ニール・ヤングの"Don't Let It Bring You Down"の2曲のカヴァーがあることから、イギリスのカントリー・ロックみたいに誤解されているが、音はもっと骨太で、アメリカ方向を向いてはいるが、スワンプと言った感じでもない。カレブ・クエイ(g,kb,vo)、デイヴ・グローヴァー(b)、イアン・ダック(g,harp,vo)、ロジャー・ポープ(ds)の4人組。どうしても先のカヴァー2曲に耳が行ってしまうけど、オリジナルもいい。ジャジーなインスト"Wim Wom"、"Golden Eagle"もいいが、演奏面で充実している"Crazy Fool"(ワウを使ったソロはクエイ)もいい。
バンドは3枚のLPの後解散、クエイはエルトン・ジョン・バンドに参加。何故かホワイト・ホースのLPでもgを弾く。