johnny#3

BLUE
■ジョニー・ブルー / RC サクセション
僕の初RCはリアルタイムの「Please」('78)だった。歌詞は面白いけど、voがケバくてちょっと、というのが最初の印象。その後深夜放送でかかって気になってた"スローバラード"と言う曲(歌ってるのが男だか女だか、若いんだか年食ってんだか皆目見当がつかなかった)が、このバンドの曲だと知ったのだ。その曲が入った「シングル・マン」は、当時廃盤で、音楽評論家の吉見祐子女史の音頭取りで復刻の署名が集まり、再発されたという話があったが、この「美談」はなんかウソくさくて当時イヤだった。
「Please」からのシングルは、"トランジスタ・ラジオ"で、この曲で「夜のヒットスタジオ」に出たのだけど、清志郎の髪はツンツンで派手なメイクをして、グラム嫌いな僕としては、音楽は好きなのに、なんか複雑だった。「Please」の次が「Blue」で、実はこれが一番好きだったりする。
バンドのことを歌った"ドカドカうるさいロックンロール・バンド"や、チャボが歌う"チャンスは今夜"、フォーキーな味わいもある"多摩蘭坂"、そして"Johnny Blue"。これは元々チャボがいた古井戸のレパートリー"飲んだくれジョニー"の改作版で、ブルーズだったオリジナルを小気味よいロックンロールに仕上げた快作だ。

これがオリジナル。


メンバー紹介を兼ねるオープニングの定番曲


タイマーズとして「夜ヒット」に登場。あっぱれ!