blues#3

Live at the Old Waldorf
■Burried Alive In The Blues / Mike Bloomfield
"生きながらブルーズに葬られ"という邦題は、直訳だけどなかなか味がある。元々エレクトリック・フラッグのニック・グラヴェニッツがジャニス・ジョップリンの「Peral」の為に書いた曲だが、ポール・バターフィールドがベター・デイズの1枚目でもカヴァーしている。この「Live At The Old Waldorf」('98)は、マイク・ブルームフィールド&フレンズの76〜77年のシスコは、オールド・ウォルドーフでのライヴを集めたもの。時代の寵児として注目された70's初頭から数年たって、メジャーとの契約も切れたブルームフィールドは、一見落ち目みたいに思えるが、気の置けない仲間とリラックスしたライヴをこなしていた。このライヴはそんな時期のもので、ロジャー・トロイ(vo,b)、ボブ・ジョーンズ(ds,vo)、マーク・ナフタリン(p)、グラヴェニッツ(vo,g)を従えたステージ。多くはストレートなブルーズで、切れ味鋭いスライドから、緩やかに弾きまくるブルーズ・ギターまで幅広い。この"Burried Alive In The Blues"もまた名演に数えられるもの。

エレクトリック・フラッグのモンタレーでのライヴ。ホーンを使ったユニークなブルーズバンドだった、voはグラヴェニッツ、gはブルームフィールド。