golden#3

Hearts
■Sister Golden Hair / America
何度も書いてるがアメリカというグループは、実はシングル曲しか知らない。なんとなくスルーしてしまったのは、アイドル的な人気もあって、それが当時引いてしまう理由だった気もする(悲しいよね)。同じウエスト・コーストでも、同じ頃デビューしたイーグルスに比べると(そうアメリカってそういう世代のグループだったんだ!)深みがなかったり・・・
ワーナー時代のアルバムの多くは「H」で始まるものなんだけど、75年の5枚目「Hearts」からの"Sister Golden Hair"は、痛快なそしてドライヴするロックンロールの#1ヒット。アメリカというと代表曲は、デューイ・バネルが書いてるというイメージがあるが、この曲はジェリー・ベックリー作。イントロに使われたスライドは特にうまいわけではないが、曲を彩るいいアクセントとなっている。僕がスライドに惹かれるのは、泥くさい本格的なやつよりも、むしろ何気ないポップナンバーを引き締めるスライドのほうで、70's半ばにはそれこそ、日常的にスライドは使われてたのだ。

動画を見てみるとライヴは圧倒的に婦女子。これでは男子はツライ。女性客が多いライヴは経験あるけど、自分が女子と同世代だとそれはもういたたまれない。幸い圧倒的な女子(しかも派手なメイク付き)率だったストロベリー・スウィッチブレイドのライヴでは、僕はいい大人だったので、達観していたけど。