その娘

■4 Kim / Sally Taylor
Apt Number 6s
ジェームズ・テイラー=カーリー・サイモン元夫妻(この二人が別れたと知った時は僕なりの喪失感を味わった。会った事もない人たちなのに不思議だった。同じように感じた人は多かったようで、竹内まりや薬師丸ひろ子に書いた"元気を出して"(後に本人もカヴァー)は、JTと別れたカーリーに捧げたものとされている、それにしてもストレートなタイトルだこと)の長女、サラ・マリア(という曲もJTにはある)ことサリー・テイラーは、98年に「Tomboy Bride」でデビュー。その当時はシェリル・クロウの成功から、ポスト・シェリルを目指す女性sswが巷にあふれていたのだけど、Blue Elbowというマイナー・レーベルからリリースされたこのCDは、日本で紹介されることもなかった。僕は長門さんがやられてた「Believe In Magic」の通販リストで知って購入。その爽やかな語り口にやられてしまった。
00年に出た2枚目「APT#6s」は、フォーキーだった前作よりもバンド志向が強くなっていて、すでにコンテンポラリーな音楽から全く手を引いてた僕としては、このアルバムのどこがいけないのか、何が足らないのかうまく説明できない。悔しいけど何度聞いても耳にあまり残らなかった。そんな中"4 Kim"は唯一ひっかかってきた曲でゆらゆらするような曲調が印象的だった。
01年には「Shotgun」を出したがこれはwebsiteでしか買えないので未聴。その後活動が途絶えてたが、去年のカーリーのアルバムにコーラスで参加。なんとJTの"You Cab Close Your Eyes"をカヴァーしてるということで、興味シンシンだったが、you tubeでのTVパフォーマンスを見る限り、原曲のよさを殺してしまってる感じで残念。

そして久々にオフィシャルサイトを覗くと、10月4日に男児Bodhi(ボディ)を出産とのこと。おめでとう!
http://www.sallytaylor.com/index.shtml