#18-14 ショック太郎さんのあたためセレクト

デイン・ドナヒュー(紙ジャケット仕様)

1. Opening Theme
2. My One Temptation / Mica Paris (1988)
3. My Baby / David Pack(1985)
4. Woman / Dane Donohue (1978)
5. Narration
6. Reminiscing / Little River Band (1978)
7. Baby Be Mine / Michael Jackson (1983)
8. It's Something / Brenda Russell (1983)
9. Narration
10. Crazy You / Prince (1978)
11. Can't Go Through With Life / Marie Pierre (1979)
12. Narration
13. Voce e Linda / Caetano Veloso (1983)
14. O Homem Entre O Mar e a Terra / Dori Caymmi (1982)
15. Narration
16. Ida upino / Paul Bley Trio (1965)
17. As Time Goes By / Mat Mathews (1956)
18.Ending Theme

企画ものでは抜群の完成度を誇っていたショックさんの今回のセレクトですが、かつてNHK-FM夜11時よりOAされていた「クロスオーバー・イレブン」のオープニング、ナレーションをそのまま使い、88年(ちょうど20年前に会った女性の話が津嘉山正種のナレーションで語られる)のある夜の同番組を再現したもの。ありそうでなかった(出来なかった)企画です。
3はアンブロージアのデイヴィッド・パックによるAORでこういうのかかりそうだな!って感じ。僕が積極的にこの番組を聴いていた(もちろんエアチェックの為)のは高校から大学の半ばで、つまり番組スタートからそれこそ87年ごろまで。4はデイン・ドナヒュー。知る人ぞ知る存在でしたが、ソニーAOR定番でもありました。スティーヴィー・ニックスのコーラスはすぐわかります。テレンス・ボイランがprodとは気づかなかった。6は懐かしいリトル・リヴァー・バンド。"追憶の甘い日々"なる邦題でした。オーストラリアを代表するメロウなロックバンドでしたが、日本デビューは竹田和夫のクリエーションと共演して話題となりました。8はブレンダ・ラッセルですが、いくら番組に合わせたといってもショックさんのこの徹底ぶりにはびっくりです。少し前のセレクトで英フォークのシブいラインナップを並べた人とは思えません。プリンスの10は初めて聞きましたが、これなかなかいい。こういう音で出会ってたならこの人のイメージも変わったでしょうに。11はゆるいレゲエで、今回kissheeさんのセレクトでも効果的でした。あたためには。14は全く知りませんでしたが、これまたドリーミーな感じです。空間的に広がりのある音。16がカーラ・ブレイ作品とは知りませんでした。

ショック太郎さんの解説はここ