#18-13 trippyさんのあたためセレクト

Greatest Hits

 1) あなたと悦子 / 原悦子 ('80)
 2) Cavallina Cavallo / Ilona Staller ('79)
 3) Spring Affair / Donna Summer ('76)
 4) 夏の夜明けは悲しいの / 夏木マリ ('77)
 5) Less Talk More Action! / Tim Deluxe ('03)
 6) Female Animal (part 1) / Arlene Tiger ('71)
 7) I Love You,Yenthare / Manjula Guru & Chorus ('89)
 8) ハダカになっちゃおうかな / ザ・シロップ ('06)
 9) Love In A Sleeper / Silver Convention ('77)
 10) Let Me Be Your Underwear / Club 69 ('92)
 11) Kinky Love / Nancy Sinatra ('76)
 12) パイパイサンバ / 向井真理子 ('77)

trippyさんのセレクトはある意味風来坊さん以上に野心作です。かつて「男の子の部屋を覗き見するような」(大意)と表現されたのはkeiさんだったでしょうか、独特のtrippyワールド全開です。
1は原悦子。原節子ではありません。かつて健康な男子の通過点でありましたにっかつのロマン・ポルノですが、性表現があまりに自由な現在では味わえない日陰的な淫靡な魔力があったようにも感じます。原悦子という人は僕より少し上の世代のアイドルだった記憶(ちなみに僕の世代は山本奈津子だったりします(^^;)。それでもこのポエトリー・リーディング(カッコよく書きますと)は80年なので、ピークを少し過ぎた頃でしょうか? 2はかのチチョリーナだそうです。おもしろい。エロ映画にソフロが使われたりする(サークルの例もある)のは何故でしょう? 3はドナ・サマー。80'sにはディスコ・クィーンとして一世風靡する人ですが、昔はかなり下世話であやしい雰囲気があります。4は夏木マリですが、昔は可愛らしい声だったんですね。ちなみに"絹の靴下"で性に目覚めた同級生は多かった。6はちょっと酔っぱらったような感じが素敵です。何でも名古屋のグループというザ.シロップのキューティー・ハニー風の8は昔の日活アクションでゴーゴー喫茶(死語)で流れてそうな感じです。僕が一番気に入ったのは、シルヴァー・コンヴェンションの9."誘惑のブギー"の人たちですが、西ドイツのディスコが日本でもラジオとかでガンガンかかってました。この曲はなんかアラン・パーソンズ・プロジェクトみたいだったり、シンディー・グレコの曲を思い出したりと懐かしい気分になりました。そして12はモンローの吹き替えで有名な向井真理子だそうです。やられた。
trippyさんのセレクトの場合、なんか感想らしい感想でないのは、いつものことですが、キラリと光るやさぐれアイドル曲次回も期待しております(佐々木ゆう子とかたんぽぽ、ラヴ・ポーションは僕の中で「殿堂入り」しております)。


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