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■White Bird / It's A Beaytiful Day
抜けるような青空をバックに清楚な少女が頂上でたたずむ、といった昔風のイラストのジャケットが、印象的なイッツ・ア・ビューティフル・デイのデビュー盤は、69年にCBSからリリース。サン・フランシスコで生まれた、サイケデリックなシスコ・サウンドの中にあって、ひときわドリーミーな1枚(もちろんおクスリがらみ)。デヴィッド・ラフレイム(vn,fl,vo)、パティ・サントス(vo)を中心とする7人組で、男女のツインvoと流れるようなviolinが印象的。彼らの代表曲がこの曲でorganから始まり、violinとサントスのvoが大いに盛り上げる、それでいて醒めた感じもある不思議な曲だ。このアルバムには、もう1曲"Hot Summer Day"という名曲もあって、こちらはブルース・スタインバーグのharmonicaをフィーチャー。サイケデリックという観点では、ディープ・パープルが"Child In Time"で「引用」した(実際は結構もめたらしいが、パープルのナンバーをIABD側が次作で「引用」して手打ちとなったといういきさつがある)、"Bombay Callig"がいい。