back#2

Japanese Album
■Back In The Game / Gillan
イアン・ギラン・バンドを解散して、78年作「Gillan」はイアン・ギランのソロ名義で、東芝EMIイースト・ワールド盤が原盤となる。IGBは基本的にジャズロックでその中でシャウターぶりを発揮していたが、再びハードロックの世界に戻ってきたけどまだリハビリ程度。NWOHMのブーム以前で、ギランとして本格的にシーンに復帰するのは80'sに入ってVirginと契約してから。バックをつとめるのは、IGBのコリン・タウンズ(kb)、元ジーブラのスティーヴ・バード(g)、元トラムラインのジョン・マッコイ(b)、元ソーニャ・クリスティーナ・バンドのピート・バーナクル(ds)。パープル的なgとorgが追いかける"Secret Of The Dance"、ドラマティックな"Fighting Man"などハードロック・テイストの曲もあるが、なかなか理解しがたいナンバーも多く、そのどれもがメロディー的に難があって、きつい。"Back In The Game"は力強いロックンロールで途中まではいいが、最後に破綻してしまうのが残念。98年にRPMから「The Japanese Album」のタイトルでCD化された。