pretty#3

Lie Back and Enjoy It
■Pretty Woman / Juicy Lucy
心霊ジャケで有名なジューシー・ルーシーのセカンド「Lie Back And Enjoy It」は70年にヴァーティゴからリリースされたもの。
前作リリース後大幅なメンバー・チェンジがあり、voがレイ・オーウェンからポール・ウィリアムズ(元ズート・マネーズ・ビッグ・ロール・バンド)に、gがニール・ハバードからミッキー・ムーディー(元トラムライン)に、dsがピート・ドブソンからロッド・クームスに交代。クリス・マーサー(sax)、グレン・キャンベル(steel)、キース・エリス(b)はそのまま。大半が交代したものの、音楽性はあまり変わってない。voのタイプが似ていることもあって、あまり違和感がないのだ。今ではUKスワンプなる便利な言葉があるけど、当時はブルーズ・ロックの流れで語られたものだろう。切れ味鋭いslideはおそらくムーディーではなく、キャンベルのsteelがそういう音を出してるのだろうが、詳細は不明。
この"Pretty Woman"は、#44まであがったシングル曲で、重いリズムに乗せて呪文のようなvo、遠くでキャンベルのsteelがうなるという構成。作者はウイリアムス。
第2期ジューシーもこれ一作で、エリスに代わってファット・マットレスのジム・レヴァートン(b〜現キャラヴァン)が参加。3枚目の「Get A Whif A This」をブロンズからリリースする。